第7章 「SBK」~二次審査~
………
「雪哉~、今度みんなで遊園地行きましょうね!」
「遊園地!?やったやった~!!」
この人は母さん…?
懐かしいなぁ…。
オレの頭の中に流れてきたのは、家族と過ごしたオレの幼い時の記憶だった。
「雪哉、迷子にならないように、お姉ちゃんである私がしっかり面倒みてやるからな!」
「あらあら、冬花。すっかり、お姉ちゃんらしくなったわね!」
「へへっ、まーねー(笑)」
そう言って、鼻の下をこする姉貴。
「ねぇねぇ、おとーさんは?一緒に行ける?」
「うんっ、もちろんよ!お仕事休んでくるって!」
「「やった~~!!」」
オレと姉貴は無邪気に喜んだ。
だが…、