第3章 season
「うん、ひまたんがいれば大丈夫だー!」
「え、でも私…」
分からないし、自信ないし…
…じゃ、いつまでたっても、ダメだよね!
「うん、私、自分の夢を実現させたい…!だから、頑張る!」
私はこの大会に出ることを決意した。
「おぉ、そのいきだよ。ひまたん!みんなで頑張ろっ!」
「うん!」
2人でそう話していると、秋ちゃんが
「んじゃ、今日はこれくらいにして、解散しよっか!」
と言った。
私がその場をあとにするときに、雪ちゃんがさっきのチラシを渡してくれた。
「ひま、これあげるよ。今の話だけじゃSBKのこと、全部は分からないと思うから。」
「ありがとう。…んじゃ、みんなまたね!」
「バイバーイ、ひまたん!」
「おぅ、気ぃつけて帰れよ?」
「じゃあね、ひまちゃん。」
私は雪ちゃんに礼を言って、みんなに挨拶をし、その場をあとにした。