第10章 エピローグ
「お腹すいたぁー…。」
みんなで帰り道を歩いていると、雪ちゃんがそう呟いた。
「そうだね~、私もだよ…。」
ぐうぅ~っと、私のお腹がなった。
「んじゃー、今からあっきーのラーメン屋行こう!」
「いいね、それ!」
「行こうよ、行こうよ!」
「オレんち?ま、いっか!」
晴花の案にみんな賛成する。
「ねぇねぇ、私達いつまで音楽続けるの?」
私はみんなに尋ねる。
「そりゃ、ずーっとかな?」
と、晴花が答える。
「ずーっとって、いつまで?」
「オレは、おじいちゃんになるまでかな!」
「ゆっきー、おじいちゃんになったら、物忘れヤバそう(笑)」
そう言って、くすくすと笑う秋ちゃん。
「あっきー、バカにすんなよな!オレは、生涯現役を目指す!」
「まぁ、頑張りたまえ(笑)」
晴花はそう言って、雪ちゃんの肩をポンとたたく。
「みんなで音楽、ずっとやっていこうね!」
「あぁ、もちろんだ!」
「うん!」
「おぅ!」
これからを語り合う私達を、夕日が優しく照らしてくれているような気がした。
end☆