第10章 エピローグ
SBK優勝後、私達は音楽番組に出演し、CDデビューを果たした。
それでなんと、その音楽番組のスタッフの中に、雪ちゃんのお母さんがいたのだ。
無事に再会できて、とても良かったぁ…!
「それにしても晴花、決勝戦の時よく来たな~。」
「うんうん!私も、晴花急に来てびっくりしちゃった…!」
「病院の人に怒られなかったのか…?」
「んー、すごーく怒られた…(笑)
でも、みんなのこと考えたら、行かなきゃー!って思って。」
「そんで、来たってことか(笑)」
「うん(笑)」
晴花は恥ずかしそうに笑う。
でも、晴花が来てなかったら、私の声が出ることはなかったと思う。
晴花が無事で本当に良かった…!