第7章 「SBK」~二次審査~
全てのグループの演奏が終わり、応募者達は大きい部屋に集合させられた。
そして、ついに結果発表の時がやってきた。
「い、いよいよ…だね。」
「うん…。やっぱり毎度毎度、結果発表の時は緊張するなぁ…。」
「えー?晴花とあっきー、緊張してるのか?
オレは緊張してないぞ!
なんだって、オレ達は決勝戦に出場するん…」
ぐるるる…
「やべー、緊張で腹痛い…。」
「「ゆっきーが一番緊張してんじゃん!(笑)」」
晴花と秋ちゃんが突っ込む。
「ぷっ、あははは~!」
(みんなといると、緊張してたこと忘れちゃう。
不思議だな…。)
そう思っていると、あの強面な審査員が段の上にあがり、
「皆さん、お疲れ様でした。
それでは、決勝戦に進む2組を発表します。」
と言った。
(いよいよだ…!)
私達の緊張はマックスになった。