第7章 「SBK」~二次審査~
チューニングを終え、私は審査員のほうを見た。
「こんにちは、seasonです。」
(くわ~っ、やっぱり緊張するよ~!口から心臓が飛び出そうって、まさにこのことだ!)
「はい、seasonの皆さん。演奏のほうをよろしくお願いします。」
「は、はい!」
(なんか、真ん中の審査員の人、こっち見てて怖い~。なんかサングラスかけて強面っぽいし…。)
「ひまたん、大丈夫っ!私達ならできるよ!」
「…!晴花。」
緊張する中、晴花は小声で勇気づけてくれた。
そして、雪ちゃんの合図で演奏が始まった。
「1、2、3…!」