第2章 全ての終わりと始まり
抵抗をすれば殴られ、叫べば首を絞められ、女の子は、目の前の男にされるがまま、乱暴されました。
暴力が終わり、女の子は、汚れた体をすぐに洗いに行きました。
っひっく、うっうわあぁ!
シャワーを流しながら何度も何度も身体を洗い皮が剥けるまで洗いました。
それから女の子の生活は酷いものでした。
学校ではイジメ、家では養父の性的虐待、女の子の心は限界まできていました。
気がつくと女の子は、人気のない廃墟に居ました。
あぁ、このまま死んだら楽になれるかな…何で私だけ辛い思いしなきゃいけないんだろう…
と考えていつも通り左腕を自傷行為していると、どこからか赤ちゃんの様な泣き声が聞こえてきました。
…え…赤ちゃんの声…?まさか捨て子!
女の子は、カッターを放り投げ辺りを探しました。