第13章 薬剤
「多分この干からびたミミズみたいなの龍だよ!微妙に手足があるから!」
「龍?!龍って言われてもどこにいるんだか…。それに龍の何を使うんだ??」
「…俺心当たりがある。」
「マジでか!」
「ただ、此処だと無理だな。」
んーと、龍寿は這うなり
「…皆怖がらないって約束してくれるか?」
『?』
真剣な眼差しで、3人を見つめる龍寿。
「おぅ!俺は何が起きても大丈夫だぜ!何たって桃太郎だからな!」
「私も大丈夫です!毎日獄卒としても働いてますし!」
「私も大丈夫です!」
3人が真剣に伝えると
「…ありがとう…。んじゃ用意するから、声かけるまで待っててくれっか?」
そう言い残し龍寿は、外に出て行った。