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地獄の果てに

第13章 薬剤


ピチャン、ピチャン

薄暗い洞穴に水滴の音が響く。
蝋燭を持った人物が奥に進んでいく。
暗がりの中に見えてきたのは、大量のお札が貼られた牢屋だった。

ガガーーーー‼︎
グチャグチャ!

牢屋の中で奇妙な音が鳴り響く。

「すまん。もう少し、もう少し待ってくれ。必ずお主を治してみせるから、だからー」

そう放った言葉は、虚しく空を彷徨った。
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