第12章 お菓子とおもちゃとそれからそれから
パーティー前日、私はプレゼントの支度や料理の下準備をしていた。
(みんな喜んでくれると良いなぁ。鬼灯さんにも用意したけど、何か渡すのドキドキしちゃうな…。男の人にプレゼントなんてした事ないから、何が良いのか分からなくて、思いっきり趣味に走っちゃったけど、大丈夫かなぁ…汗)
私が、唸りながら鬼灯さん用のプレゼントを眺めていると、ノック音が聞こえた。
「はぁい。あれ?白澤さん?どうしたんですか?」
訪ねてきたのは、白澤さんだった。
「你好!訪ねたら、部屋にいるって閻魔様が言ってたから、こっちに用事があったから、一緒に薬も持ってきたよ!」
そう言いながら、白澤さんが薬の袋を手渡してくれた。
「有難うございます!今日行く予定だったんです!あっちょっと待ってて下さい!」
私は、部屋の奥に走った。
プレゼントを2個手に持って
「メリークリスマス!白澤さんと桃太郎用のプレゼントです!」
そう言って私が手渡したのは、クリスマス時期に出てるお菓子。
「いつもお世話になってる人にお菓子のプレゼント用意したんです!桃太郎にも手渡したかったんですけど、お願いして良いですか?」
「まさかクリスマスプレゼント貰えるなんて思わなかったよw有難う。桃タロー君には僕から渡しておくね!じゃあ僕も用事があるから、またゆっくりね。」
「わざわざ有難う御座います!」
挨拶をして、私も用意したプレゼントの袋を持って出かけた。