第8章 再会
朝、お仕事の支度をして広間に向かうと鬼灯さんが現世に行く支度をしていた。
「お早うございます!今日も視察ですか?」
「お早うございます、今日で視察も最後になります。今まで私の代わりを、ありがとう御座います。」
「視察終わるんですね!やったー!毎日鬼灯さんに会えますね!」
「毎日私と会えるのが嬉しいですか?」
「勿論!1人でお仕事するの寂しいですから!」
私がニコニコしながら言っていると少し私の顔を見て
「…では、最後の視察に行ってきます。」
「はい!気をつけて行ってらっしゃい!」
私は、手を振り鬼灯さんを、見送った。