第7章 崩れる平和
ガチャ
「やっぱり帰ってきてないよね…サンドイッチと置き手紙をして戻ろう!」
近くにあった机にサンドイッチと手紙を添えて戻ろうとした時、背後から戸を開ける音がした。
「あれ?美桜さん、どうして私の部屋に?」
「鬼灯さん!帰って来れたんですか!」
「少し荷物を取りに来まして、また戻らないと行けないですけど、美桜さんは、どうしてここに?」
「あっ戻って来るか分からなかったけど、お腹空いてないかなって思って軽く食べれるサンドイッチ作って置いておこうと思って。」
「わざわざ作ってくれたんですか?…有難うございます…では、頂きましょうか。」
私は、鬼灯さんに作ってきたサンドイッチを手渡した。