第7章 崩れる平和
鬼灯さんがいない部分を、私が補って仕事をしているから、気がつくと夜になっていた。
「もうこんな時間!みんな迎えに行って来なきゃ!」
私は、仕事を終わらせて、子供達を迎えに行った。
鬼灯さんの部屋に向かい、鍵を開けると、暗闇の中で一子ちゃん達がポツンとしていた。
「やっぱりいたんだね、今日から2人共私の部屋で過ごします!」
「美桜様の部屋?」
「何で?」
「鬼灯さんに2人の事頼まれたの。寂しい思いしてたら申し訳ないって、鬼灯さんのお仕事落ち着くまで一緒に帰りを待とう?」
私が優しく言うと2人はコクンと頷き手を繋いで、私の部屋に向かった。