第6章 【世にも淫猥な御伽草子】桃太郎ver.
────秀吉さん、秀吉さん、起きてください!
もう終幕ですよ、俺ばかりに語り手やらせる気?
はっ……(むっくり起き上がり)
美依の情事はどうした、どうなったんだ?!
もう終わりました、俺が語り手やったんで。
最後くらいはあんたが締めてくださいよ?
あああ、重要な場面が……くそっ←
まあいい、締めにはいるぞ、えぇと(台本を開き)
────それから、どうしたかと言いますと
一旦、おじいさんとおばあさんの元に戻った両桃太郎は、その後も暇を見ては鬼ヶ島に通っていると言う話。
そして、鬼を完全に射止めるために、あれやこれやの手を使って頑張っているそうです。
猿や犬、キジ、獣人らはどうしたかと申しますと。
猿は信長おばあさんの元で、日々切磋琢磨して働いているようです。
特に、光秀おじいさんに喰われないように(当然だ)
キジは媚薬入りきびだんごの、媚薬の成分の研究。
その手伝いを犬がしているようです、ケンカしながら(笑)
さて、獣人は……?
『美依さん、俺も選んでもらえるように頑張るよ』
『佐助君……』
『本家の本編で、人間の俺と恋をしよう。約束だ』
今は本編フル稼働で忙しい模様。
佐助君と美依の恋は、アプリ本編でお楽しみくださいね!
それでは、この辺で『イケメン戦国版、世にも淫猥な御伽草子、桃太郎ver.』閉幕です。
長々付き合ってくれて、本当にありがとうな!
(頭をぽむぽむ)
また遊びにこい、その時は……
思いっきり、甘やかしてやるからな?
語り手
豊臣秀吉
徳川家康
配役
桃太郎:伊達政宗、真田幸村
おじいさん:明智光秀、武田信玄
おばあさん:織田信長、上杉謙信
猿:豊臣秀吉(二役)
犬:石田三成
キジ:徳川家康(二役)
獣人:猿飛佐助
鬼:美依
おまけの小話に続きます>>>>