第4章 【世にも淫猥な御伽草子】赤ずきんver.
《赤ずきん、おまけの小話》
秀吉「政宗、光秀、コノヤロウ!」
政宗「なんだ、うるせぇぞ、秀吉お母さん」
光秀「ひすてりーと言うやつか、秀吉?」
秀吉「うるさい、俺が大事に大事に守ってきた赤ずきんを、いとも簡単に喰いやがって……!この獣が!」
家康「まだいいですよ、俺なんて男に喰われたんですが」
政宗「の、割にはイイ声で啼いてたよな、お前♡」
家康「……っ、あんたは黙っててくださいっ!」
光秀「秀吉、お前も機会があれば赤ずきんを喰いたかったんだろう?獣なのは皆同じだ」
秀吉「俺はさんぴーなんてやらずに、優しくする←」
政宗「だがなー次回はそうも言ってられねぇぞ?」
家康「次回の御伽草子、なんでしたっけ?」
光秀「白雪姫……だったな」
《四人が白雪姫の台本を読んでいる頃、舞台袖では》
三成「わぁ…美依様は白雪姫の衣装もよくお似合いです!」
美依「ふふっ、ありがとう三成君」
信長「次回は俺達も出番があるから、楽しみだ」
美依「二人は小人役ですよね?」
信長「そうだ……貴様を喰うな」
美依「え?」
三成「もう、台本はばっちり覚えましたよ!とても楽しみですね、美依様」
美依「うん、楽しみ!」
信長「三成…さり気なく話題を逸らしたな?まぁ良い、次回も…楽しみだ(くすっ)」
《不敵に笑う信長、あくまでも天使の笑顔の三成、そして台本を読み、ニヤリとした四人……そうして安土城の夜は更けていきました》
❁*.次回予告『白雪姫』
継母の元から逃げてきた白雪姫(美依)。
七人の小人(信長、政宗、秀吉、家康、光秀、三成、謙信)の元で暮らすことになるが、夜な夜な小人の夜伽のお相手をすることに。
やがて王子様(幸村)も現れ、八人で白雪姫を賭けた争奪戦が始まる……!
ナレーション(語り手):猿飛佐助