第35章 【戦国Xmas2020】武田信玄編
────そういう意味では美依は特別
……そう、その植え付けられた感情は、
えげつなく、そして驚くほどに純で熱いのだ
「……こっちは、どうなっているかな?」
「……っ」
俺は太腿を撫でていた手を内側に這わせ…
徐々に際どい所にまで、指を伸ばした。
普段なら襦袢という下着の中に秘められている、その蜜部。
今日は丈の短い着物で、どうしているのかと若干不思議に思っていたが…
触れてみれば、何やら薄い布に覆われているのが解った。
(ああそうか、なるほどなー)
この形の『下着』には覚えがある。
それを思い出し。一人納得してしまった。
病を治しに、美依と五百年後に行った時…
その時代の着物を纏った美依を暴いた時、確かにこの下着を履いていた。
とても薄く、頼りない布で…
そう、秘部が熱く濡れてしまえば、蜜が染みてくるくらいの頼りなさだ。
だが…それが酷くいやらしくて、何とも唆られるのだが。
現に、今も───………
「濡れているよ、美依」
「んっ…信玄様の、せいですっ…」
「それは光栄だ、もっと濡れてごらん」
「ぁっ、ぁん……っ」
ぬちっ、ぬちっ、くちっ……
その濡れて下着が張り付いた蜜部を、下着の上から前後に擦れば、淫猥な水音が響いてきた。
とても熱くて、指に蜜が絡みつく。
美依は微かに腰を震わせ、肩を痛いほどに掴んで爪を立ててきた。
その仕草が本当に愛らしくて、堪らなくなる。
ざわざわと心が波立って…
がっつきたくないのに、早く早くと気持ちが急ぐ。
もっと、気持ち良くしてやりたい。
俺の手で、指で、唇で。
君を形無くなるくらいまで溶かしたいのに。
必死に気持ちを堪えて、愛撫を続けていれば…
美依は泣きそうな瞳で見つめてきて、口を開いたと思ったら弱々しい声で抗議してきた。
「い、意地悪、しないでくださっ……」
「意地悪なんて、してないだろ?」
「もっと…直接、触ってほしい、の……」
(おねだりと来たか、本当に参るな)
その可愛らしい願いに、また腰が疼く。
そんな顔で言われたら…聞かない訳にはいかないだろ?