第4章 【世にも淫猥な御伽草子】赤ずきんver.
「来いよ……美依」
「来いって…私をどうする気?」
「そんな事決まってるだろ?お前も美味しく喰う」
「や、やだっ…私、帰る!」
「……っ、ちょっと待て!」
逃げようと踵を返した赤ずきん美依を、政宗オオカミは手を掴んで引き止めました。
そして、壁に追い詰め……
言わゆる『壁ドン』をしながら、赤ずきんに迫ります。
「俺、お前に一目惚れしたんだ、美依」
「一目惚れ……?」
「ああ、すげぇ可愛いと思った…だから、俺のものになれよ」
「……っっ」
「口づけた時の蕩けたお前の顔も可愛かった。な……いいだろ?お前の事、すげぇ好きだ、抱かれろよ」
こんな風に甘い言葉を耳元で囁かれては、落ちない女性は居ません。
それに、壁ドンは女性の萌え要素!(びしっ)
イケメンにこれをされて、ドキドキしない女性はいないのです!
案の定、赤ずきん美依も真っ赤な顔で政宗オオカミを見つめ……
小さく、こっくり頷きました。
さすが政宗様!男です、見習わなくては!
政宗オオカミは赤ずきん美依を横抱きにすると、その身体をベッドに運びました。
そして、その身体を組み敷きながら……
なんとも色っぽい声色で囁きます。
「俺に身を任せて感じていろ…絶対気持ち良くさせてやるから。それに、あの口づけで解った…お前も俺のこと、好きだろ?」
こうして、オオカミに捕まってしまった赤ずきん。
秀吉お母さんの忠告も、無駄だったようです。
そう、囚われたのは身体だけではない。
心も、オオカミに囚われてしまったのです。
オオカミはゆっくりゆっくり、赤ずきんの服を暴いていきます。
そうして脱がせて姿を現した、滑らかな肢体。
肌は真っ白で、柔らかく……
それは百戦錬磨のオオカミすら、虜にしたのでした。
────あれ?家康様、どちらへ?
あの人、そろそろ出番でしょ。
呼んでくる、さっき秀吉さんをからかいに行ってたから。
家康、ついでに秀吉もこちらへ連れてこい。
あやつももう出番はない、赤ずきんは家には帰らないからな。
さぁさぁ、ここからが『淫猥な御伽草子』本番ですよ!
赤ずきんとオオカミ、絡み合うシーンをどうぞ!
実況中継はお任せ下さいね(にっこり)