第22章 〖誕生記念〗小生意気な彼女 / 真田幸村
「ぁっ…ゆ、びぃ……!」
「気持ちイイだろ?肌が体温上がったぞ」
「やんっ…そんな、したらぁ……!」
「やっぱお前、今日敏感だな。蜜がすげー」
溢れ出る蜜を指に絡め、中をくるくると掻き混ぜて指を抜く。
その指を舐めたら、蜂蜜みたいに甘くて。
むせ返るような甘ったるい匂いが、鼻に抜けた。
でも、ここからが二人一緒にみる世界だ。
甘い絶頂を、刺激的で甘美な快楽の果てに。
────二人で、溺れていくんだ
「美依…もう、いいだろ?」
「ゆきっ……」
「早く繋がりたい。お前の中に入りたい、美依」
美依の太ももを持ち上げ、己の猛った熱をみずみずしい蜜口へと宛てがう。
ヒクヒクとひくつくそこは、それだけで俺を飲み込もうと蠢いているから。
それに誘われるがまま、少し力を入れると…
先が侵入を許され、中に少しだけ入り込んだ。
「ぁっ、美依っ……」
「ゆきぃ、もっと……!」
「…っだから、そーやって……!」
「ゆきに、もっと愛されたい……!」
(あーもう、ほんと駄目だ)
お前が可愛く、そう言うから。
いつも優しくなんて、出来なくなる。
走り出したら止まらないの、解ってんのに…
お前がいつも俺を煽るから。
だから、全部お前のせいだ、美依。
小生意気な、俺の女に
みっともなく溺れる夜は、いつも思う。
『愛してる』じゃ足らねー。
もっと、もっと、もっと、
堰を切って溢れる想いが
真紅に染まった心を駆け抜けていく。
────ぐちゅんっっ!
「……っぁあぁぁん!」
一気に奥まで昂りをねじ込むと、美依は仰け反って一際高い甘声上げた。
先はしっかりと奥の口に当たってる。
それだけで、俺自身をさらに奥へと導くように、中は収縮して俺を攻めてきた。
(……っ、長くは持たねー……)
美依の中は至福の空間だ。
気を抜けば、すぐに全部を持っていかれそうになる。
だから一気に全てを決めるのだ。
俺ももっと気持ち良くなりたいから。
コイツと一緒に。
一緒に駆け上がって、弾けて…
また二人、求め合うように。