第17章 【戦国Xmas】明智光秀編
『光秀さん……』
『なんだ』
『幸せ、ですね』
『……そうだな』
『もしこれで子供が出来たら
神様の子かもしれませんよ?』
『どーゆー意味だ?』
『だって元々クリスマスは
神様が生まれた日なんですから』
『そうか、お前が聖母になるわけだ』
『おこがましいかな』
『いや…いいのではないか?』
『そんな奇跡があるのだとしたら、
お前とこうして愛し合えるのも奇跡だ。
子供が出来たら…
星と月にちなんだ名前にしよう。
そうすれば、その奇跡は形となって
またきっと俺達を照らしてくれる。
めりーくりすます、美依。
もう一度、愛してもいいか……?』
真に無双なのは、お前と言う光
俺にとってかけがえのない…
真っ白で眩しすぎる、星明かり
乱世のめりーくりすます
繋ぐ絆と約束を、この胸に
聖夜に輝ける一番星を
この腕いっぱいに抱き締めて。
【戦国Xmas】明智光秀編
終
✽・:.. MerryX'mas✽・:..