第11章 【現代パロディXmas】伊達政宗編《前編》
「────…………!!」
────私は、青ざめた
急いでそちらに視線を送り…
その人物の名前を、弱々しく呟く。
「兄、貴……!」
今日はクリスマスイヴ。
天から舞い降りた白い天使が、白銀の世界を作る時…
交差した想いが、ぶつかって火花を散らす。
私は立ち尽くす兄貴に、何の言葉もかけられず、ただただ後悔の念を覚えた。
『お兄ちゃん、ごめんなさい』と
何に謝っているのかも解らないまま…
これから訪れる嵐の予感に、言葉も出ずに呆然としたのだった────…………
イケメン戦国現代パロディXmas
伊達政宗編〖前編〗 終
〖後編〗に続く────…………