第2章 タイムスリップ
清香が眠ってしまったあと…
「おい政宗、この女か?」
緑色の和服を着た男が、地面に倒れた清香を見下ろしながら言った
「多分な。森に逃げ、不思議な格好をした女…こいつしかいねーだろ」
政宗と呼ばれ右目に眼帯をした男が返答した
「取り敢えず信長様の命令だ、女を連れて帰るとな…秀吉、俺の馬に乗せるが構わねーよな?」
「分かった。だが、落とすなよ」
「そんなヘマした事ねーよ…よっと」
馬から降りて清香を横抱きにした政宗
「こいつ軽いな…ちゃんと食ってんのか?」
清香の軽量さに疑問に思いながら、再度馬に跨った
「よし、行くぞ!安土城へ」