第5章 ジョウカヘ
「俺の気が晴れないから…」
(家康さん…)
「じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします!家康さん」
「っ!」
ぺこりと頭を下げてきた清香にびっくりしたが、家康は清香に近づいた
「顔上げてよ」
「はい!」
「手加減しないからね?清香」
ニッコリと笑う家康を見入ってしまった清香
「勿論ですよ!」
(初めて名前で呼んでもらった!)
「それから、俺の事は呼び捨てでいーよ。敬語もなしで」
「え!」
「いーから、呼んでみて」
ずいっと清香に近づいてきた家康
「い、家康…」
「っ!///うん、それでいい…」
「う、うん……」
それから清香は、家康に読み書きを教えてもらう事となった