第45章 プレゼントは奇行種
クレアが咥えていたスカートの裾がパサリと落ちると、今までリヴァイを釘付けにしていた部分を半分程隠してしまった。
「…………」
だが、見えそうで見えない部分を想像するのもまた一興。
それに隠れてしまっても、溢れてくる蜜によりシーツに広がるシミがどんどんと大きくなる。
見えない部分を想像するのは実に簡単であった。
「あぁ…へいちょう…リヴァイへいちょう……」
クレアは自分を見つめながら間もなく絶頂に達するのだろう。
チラチラと見え隠れする秘密の場所は、動かす指のリズムに合わせてビチャビチャと厭らしい飛沫をあげ、シーツを濡らしていく。
あともう少し。
もう間もなくだろう。
「あぁ……リヴァイへいちょう…もう…わたし…あぁん…!!」
「…………」
このまま絶頂に果てるクレアを見届ける予定のリヴァイだったのだが、自身を見つめながら達しようとする姿を見ていたら、思ってもみなかった感情が芽生えてしまい、思わずイスから立ち上がってしまった。
ーガタンッー
リヴァイは立ち上がると、ベッドの真ん中で自慰をしていたクレアの元へ行き、絶頂に導こうとしていた右手を掴んでしまった。
「はぁ…はぁ……へいちょう…??」
何が起こったのか分からず不安な表情をするクレア。
もう少しで達する事ができそうだったのに、もどかしく熱を燻られたまま中断させられてしまった。
何かまずいことでもしてしまったのだろうか……
しかし、リヴァイの口から発せられた言葉は予想を遥かにこえるものだった。
「イキそうだった所を悪いな…」
「あ…あの…へいちょう…?どうされましたか?」
「…自分でもよく分からない。ただ、お前をイカせるのが俺以外の人間なのかと思ったら、なんだか許せなくなった。……それが例え、お前自身でもだ……」
「え……えぇ…?!」
リヴァイは少し気不味そうに答えた。