第42章 鎮魂花(ちんこんか)に想いを乗せて
お互いに貪るように唇を重ねれば自然と全身は熱くなり、ある一点に集中をし始める。
リヴァイもクレアも同じ気持ちであった。
今生きて此処にいる意味を確かめ合うように何度も何度も角度を変えて舌を絡め合う。
密着している上半身からはお互いの心臓の鼓動がしっかりと確認でき、求め合う熱はより一層熱くなる。
いつもは執務室でなど、恥ずかしくて嫌がるクレアだったが、リヴァイを求める気持ちが高まり、そんな事を考えてる余裕などなくなってしまった。
多くの者を失い、自分をも見失いかけた所を正気に戻してくれたリヴァイ。
今はただ、その目の前にいる愛しいリヴァイと生きて再会できた事を確かめ合いたい。
その一心でクレアはリヴァイにしがみつき、深い口付けを必死に受け止めた。
「…う……んん……ふぅ……」
加速的に下半身が疼きだし、自然と吐息が漏れ出てしまう。
それと同時に感じるリヴァイの変化。
自身が跨っているその中心部はクレアを求めて硬く強張りだした。
そんな反応がとても愛おしい。
クレアは唇を離すと、一旦リヴァイから降りて脚の間に入ると両膝を床に付き、ズボンのベルトに手をかけた。
「お、おい待て…何する気だ…」
「何って…そ、そうですね…これは、私からの気持ち…でしょうか…昨晩色々とお世話になりましたので…なので、させて下さい。」
「……!!」
健気に“させて下さい”などと言われてしまえば、どうする事もできない。
返す言葉もなく戸惑っている間にも、クレアはズボンのファスナーをおろし、下着をずらしてしまう。
すると、先程から外に出たがっていたリヴァイのモノはすんなりと目の前に現れてくれた。
その猛々しくそそり立っている姿を目にしてしまえば、早く自分の手によって気持ち良くなってもらいたいと思ってしまうが、まだクレアは経験が乏しく不慣れだ。
痛くしてしまわない様に根本をそっと握ると、緩くしごきながら舌を使って丁寧に舐め始めた。