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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第38章 “キミ”という存在




「おまたせ、私はこんな装いが好きなんだけれど、どうかしら…?」


タリアは少し不安げに、でもそれを悟られまいといたずらっぽく笑ってみせた。











「……………………」



タリアは美しかった。


化粧をしようと髪型を変えようと、ドレスを着ようとその見た目はハンジそのものだ。


だが、今モブリットの目に映っているのは慕情を抱いているハンジではなくタリアという1人の娼婦。



華やかな装いに身を包み、熱い視線でモブリットを見つめている。


その美しい姿に思わず下半身が熱くなるのを感じる。


モブリットの男の部分はハンジという要素を抜いたタリアにもしっかりと欲情していた。








「タリア、キレイだ……」


そう言ってタリアを思い切り抱き締めた。


「……モブリット??」


「ハハ、すまない。こんな歯の浮くような台詞、らしくないな…でも素直な感想だ。気を悪くしないでくれ。」



今日のモブリットは本当におかしい。

いったい何があったのか?

そんな事を聞きたくもなったが、野暮な事だろう。

それにしっかりと密着した身体からはモブリットのかたくなったモノが、タリアの下半身を強く圧迫している。

話は十分にしたからもう良いだろう。


「ありがとうモブリット。気に入って貰えて嬉しいわ。」


タリアは少し背伸びをしてモブリットの頬に軽くキスをすると、ベッドに座らせて先程から外に出たがっていた熱源を取り出してやった。


「ほら見て、モブリットのココ、ずっと外に出たがってたみたいよ?」


「タリア……」


少し挑発的な台詞でモブリットを煽ると、タリアは迷うことなく、膨張している熱源を口の中に咥え込んだ。


「あ、あぁ…!!」


モブリットはまだ慣れぬ口淫の快感に声を漏らすと、情けない声を出さぬ様に思い切り歯を食いしばった。



「声を出すの、我慢しなくたっていいのよ?」



モブリットの良い所は既に熟知している。


タリアはすぐに射精をしない様に絶妙な力加減でなぶるように愛撫を続けた。




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