第32章 譲らぬリヴァイ!譲らぬハンジ!デスマッチ!
「クレア…愛され度、半端ないね!!」
フレイアは自分の皿からサツマイモの甘煮を1つすくってクレアの皿に励ますように入れてやった。
「う、うん……」
ありがたく受け取り口に頬張る。
サツマイモの甘煮は女兵士には人気のおかずだ。
もちろんクレアも好物の1つだった。
クレアはその心地よい甘味を堪能するが、プレゼントといい遠出の行き先といい、分からぬ事だらけの誕生日。
もちろん楽しみではあるが、若干の不安もよぎりながらクレアはゴクンとサツマイモの甘煮を飲み込んだ。