第77章 自称・約束を守る誠実な男
首を左右に振りながら必死に受け止めるクレアに理性のタガが外れたリヴァイは、大きく舌打ちするとその細い腰を掴んで自身の肉棒を打ち付け始めた。
「キャァァ…!!あぁん…!!へ、へいちょう…!」
固く閉じた蜜壺をこじ開けるようにゆっくり侵入してきたリヴァイの熱い熱源。
いつもより質量が増してるのではと思ってしまうほどソレは硬く、押し広げるようにクレアの中へと入ってきた。
それだけでもかぶりを振ってしまう程の強い刺激だったというのに、こんな風に激しく往来されてしまえば、もう完全に思考はストップだ。
「あぁ…う、んん…!!まっ、待って…下さ…い…」
「断る。ずっと待ってたんだ…いまさら止められるかよ…」
「あっ…あぁ…あぁん…!!」
打ち付けられる度に溢れた蜜は飛沫を上げ、厭らしい水音が部屋中に鳴り響く。
そして、2人の結合部を中心に円状のシミが瞬く間に広がっていく。
ビチャビチャと鳴る水音も、冷たく感じるシーツも、互いの興奮にさらに火をつけてしまうだけだった。
「はぁ…はぁ…んん…へいちょう…気持ち…いいです…もう…頭の中…へいちょうの事でいっぱい…で…何も考えられ…ない…」
リヴァイの激しい律動に、うわ言のように甘い言葉を紡ぐクレア。
「今はそれでいい…何も問題はないだろう?」
リヴァイはなだめるようにクレアの長い髪を指で梳くと、フワリと香ってきたのは…
クレアが好きだから好きになった、キンモクセイの香り。
夏の終わりを告げ、秋の訪れを知らせる少し切なくて、涼し気な甘い香りだ。