第77章 自称・約束を守る誠実な男
「あん……!!」
ゾクリと襲うリヴァイの舌の感触に身体が勝手に跳ねるが、両手首を拘束されているためにうまく身動きがとれず発散できない。
リヴァイの愛撫は舌先で焦らすように舐めながらも時折強く吸い付き、赤い跡を残しながら下へ下へと移動していく。
「ふぅ…うぅん…!!あぁ…!!」
その舌が胸元までくると、リヴァイは器用に唇で下着をずらして小さな膨らみの頂上を舌で転がし始めた。
ビリビリと疼く快感に、全身が自分の意思とは関係なく小刻みに跳ねてしまう。
まるで釣り上げられた魚のようで恥ずかしいが、勝手に跳ねてしまうのだ。
制御する事もできず、クレアは声を上げる事しかできない。
その上舌で転がされたり吸い付かれたりする度に自分の秘部からはトロトロとした体液が溢れ出してしまい、下着の中は大洪水になっているのが容易に想像できる。
このままではシーツまで濡れてしまうのも時間の問題だ。
「あん…!あぁぁん!!兵長…兵長…?!…キャッ!…あぁぁぁん!!」
愛撫する唇が下腹部のあたりまでくると、リヴァイは両手首の拘束を解いてクレアの脇腹を撫でながら臍の窪みに舌を入れた。
「………………」
脇腹を撫でれば痩せて薄っすらと浮き出てしまった肋骨が指先に当たる。
もともと筋肉の付きづらい細い身体だったが、1ヶ月もベッドで眠っていたせいか、せっかく付いた筋肉は見事に落ちてしまっていた。
優しく扱ってやらなければ本当に壊れてしまうだろう。
「いやぁ…兵長…ソコだめぇ…なんか…変です…!」
臍の中を舐められるというのは、くすぐったいだけではなく、なんだか身体の内側も刺激されているような感じがして排尿感にも似た感覚が走る。
なんとも表現のしずらい快感に堪えきれず、クレアは思わず仰け反って抵抗してしまった。