第7章 目覚めた恋心
審神者『一期を借りるけど、お土産買ってくるから少しの間だけ我慢してね。薬研、骨喰、短刀ちゃん達をお願い。鶴丸、悪戯して短刀ちゃん達を泣かせたら1ヶ月反省部屋だから。あと・・・』
薬研「ああ、弟達のことは任せとけ。それより時間じゃないのか?」
今剣「あるじさま、だいじょぶですよ」
平野「主君は心配性ですね」
五虎退「だ、大丈夫です。ちゃんとお留守番、出来ます」
乱「いち兄、早くあるじさんを連れてって」
一期「主、行きましょう。遅れる訳には行きません」
審神者『う、うん・・・わかってるんだけど、心配で・・・まんばちゃん、後のことよろしくね。何かあったらすぐにこんのすけを呼んでね』
一期に促されながら、名残惜しそうに何度も振り返ってしまう
一期「主、弟達は大丈夫ですよ。それよりも、忘れ物はありませんか?」
審神者『大丈夫。一期とお出かけは嬉しいけど、あーめんどう。適当に挨拶したら帰っちゃおうね』
一期「承知致しました」
悪戯っぽく笑った笑顔につられて微笑んでしまう
審神者『うそ・・・そんなの聞いてないんだけど』
一期「どうか致しましたか?忘れ物でも?」
政府に着いてすぐ、パーティーの内容を確認した審神者は不機嫌そうにプーっと膨れた
一期「これは・・・」
不機嫌なまま無言で渡された書類に書かれたパーティーの趣旨・・・
《未婚審神者のお見合い》