• テキストサイズ

桜と三日月【刀剣乱舞】

第5章 隠された想い




審神者『三日月は今日も日向ぼっこ?本当におじいちゃんみたいね』

三日月「おお、主か。ん?何をしているのだ?」

小狐丸の後ろにしゃがみ込んだ審神者を覗き込む

審神者『しー!こっち向いちゃダメ!見つかっちゃう』

小狐丸「おや、ぬしさまは今日もかくれんぼですか?」

審神者『ううん、今日は鬼ごっこなの。けど、短刀ちゃんたち元気なんだもん。ちょっと疲れたから休憩』

ふぅ、と小さくため息をついて小狐丸の背中にもたれかかった



暖かな日差しと小狐丸の柔らかな髪の感触に眠くなってしまう

審神者『ふぁあ・・・平和ねー』





三日月「主は容姿も可愛らしいが言動も子供のようだな」

鶯丸「そろそろ落ち着いても良いと思うのだが」

小狐丸「そこがぬしさまの魅力です。ぬしさまはいつまで経っても変わらず愛らしい」

もたれかかる重みが心地よく小狐丸の頬は緩んでしまう





平野「鶯丸さま、三日月さま、小狐丸さま、お茶菓子をお持ちしました。あれ?主君?眠って、いらっしゃいますね」

小狐丸「おや、少しばかり体重をかけられているとは思っておりましたが。眠っていらしたのですか」

三日月「遊び疲れて寝てしまうとは、主らしいのう」

鶯丸「だが暖かいとはいえ風邪をひかないだろうか」

平野「何か掛ける物を持ってきましょうか?」

気持ち良さそうな寝顔に起こすのも忍ない





三日月「いや、俺が部屋まで運ぼう」

おもむろに立ち上がった三日月は軽々と審神者を抱き上げた

平野「では僕も一緒に行って「いや、俺一人で大丈夫だ。平野は鬼ごっこで主を探している皆に《主は昼寝》だと伝えてやってくれ」



優しい微笑みを浮かべてはいるが何故か威圧感を感じ、平野は黙ったまま頷いた




/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp