第2章 護り刀の役割
一期「直接本人に聞くしかないでしょうね。幸い今日は出撃も遠征もありませんから、朝食のあと皆の前で白状していただきましょう。それよりも・・・信じていますが、主に何もしていないでしょうね?」
大きなため息と苦笑いのあと、一期は顔を引き締めた
短刀たちが寝室で護衛をする理由は時間遡行軍の襲撃のためだけではない
本丸にいるのは刀剣男士と審神者
当然女性は審神者ただ1人
刀の付喪神とはいえ人の身を得た刀剣たちは、当然のごとく審神者に惹かれる
つまり、短刀たちが審神者を守るのは脇差以上の刀剣たちからでもあった
薬研「してねぇーよ。ってかいち兄は俺たちを疑うのか?」
厚「ひでぇないち兄」
後藤「大将のことは好きだけど、俺たちは守り刀だからな」
信濃「そうそう。手を出したら守り刀の意味ないしね」
一期は弟たちのはっきり言い切った言葉に安堵した
一期「では朝ごはんに行きましょうか。今日の近侍は乱でしたね。朝ごはんの席で皆に話がある旨を伝えてください」