第5章 吹雪士郎との再会
〜士郎side〜
さっき会った人たちの事を思い出しながら僕は歩いていた。凄く暖かく、信頼し合っている様に思えた。
士「・・・アツヤに似ていたな」
そんな事を呟いていると、後ろから声が聞こえてきた。
?「すいませーん!ちょっと待ってもらえますかー?」
鈴のように響く声が僕の耳に届いた。その人は息を切らせながらこちらにやってきた、黒く長い髪を下ろしていて、ダッフルコートを着ており、顔は見えなかったが、いかにも美人という感じだった。
?「ハァ、ハァ、えっと、白恋中はどこにありますか?」
白恋中、それは僕が通っている学校だった。
士「ああ、白恋中ならこの道を行くと着きますよ」
と、教えてあげた。その人は落ち着いたのか、顔を上げた、僕は絶句した。向こうも同じようで、驚きの表情だった。僕が、ずっと会いたかった人、8年間、一瞬でも忘れなかった人が目の前にいた。そう、白鳥 雪が。