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[黒子のバスケ] ロックオン

第7章 お前だけは許さない


「ありがとう…辰也」

「まだ寝ていた方がいい。辛いだろ?」

「平気、赤司くんに…報告しないといけない事が」

「それはオレから話しておく、お前は寝ていろ。」

「タイガ…でも」

「強がんな、喋るのも辛いくせによ。…少しは俺たちに頼れ。」



立ち上がろうとする体を氷室に抑えられるに、火神が強めな口調で止めたのを少し驚いた顔をしたは、自分の背と手に腕を回し心配そうに見つめる氷室と目が合い、顔を伏せた。



「…本当、情け無いな…二人には、迷惑ばかりかけて…」

「迷惑なんて思ってねーよ、つーかお前は溜め込みすぎだ。いい加減可愛くねーぞ。」

「タイガ、が可愛くないってのは聞き捨てならないな。」

「はぁ!?言葉の綾ってやつだろ!」

「あの、二人とも喧嘩はしないで、さんの体にさわるので」

「確かに、桃井さんの言う通りだな。ならの事はオレに任せてタイガと桃井さんは話し合いに加わってくれないか、あの男の事もあるから」

「分かりました、火神くん行こう。」

「ありがとう、桃井さん。」



迷惑をかけたくないから頑張ろうと決めたのに、氷室と火神が相手だと嘘が付けなくなる、当たり前の様に支えてくれる氷室の手に体が震えて、思わず俯いたに、怪我の手当てをしてくれた桃井までも心配させてしまったので謝ると、笑顔で返してくれて、火神と二人離れて行く。



この場に氷室と二人きりになると顔を上げる事が出来ずにいるの体を、氷室はそっと抱き寄せる。



「、もう大丈夫だから。は、一人じゃないよ。」

「辰也…ッ、どうして…」

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