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清廉の君に紅を【刀剣乱舞】

第2章 按排【現】


『...そうですね.....確かに転んで怪我をしても次の日には殆ど治っていたりはしますが、、、普通そんなものなのかと.......』

こ「そ れ が凄いのです!!!!
ここまで神に愛されている方見たことがありませんよ!!」

恐らく褒めてくださっているのだろうから、お礼を言い、尚も興奮気味にそれについて語って下さるこんのすけ様をなだめながら、気づけば膨大な量になってしまった情報たちを必死に整理しようとしていた。

すると、「素晴らしい」という昂奮気味な上擦った声が聞こえた。
そちらを見ると、いつからいたのか男性が扉の前に立っていた。
あまりそういったことの知識が無い私ですら分かるほどの、皺一つ無いかっちりとして高級そうなスーツに身を包んだその男性は、私と目が合うと目を細めて笑みを浮かべながらこちらへ近づいてきた。

こ「や、夜神様!?なぜこちらへ!!!?」

こんのすけ様の慌て様や男性の身なりや立ち振る舞いから感じるオーラから、この方がとても 偉い方 ということは理解が出来たが、今の私の脳ではそれを理解することだけで精一杯だった。
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