第6章 路地裏イチャイチャin夢魔
やがてその身は一つの路地裏についていた。
理由は分からず勘ではあったが、
なんとなくここにいる気がしたからだ。
謙信「・・・見つけたぞ葵」
謙信は彼女の名を告げる。
葵「あは・・・見つかっちゃった」
驚くでもなく、嫌がることもなく、
葵は謙信にそう返した。
葵「次は私が謙信様を探せばいいですかね?」
葵は謙信にそう聞いた。
ここで謙信は葵にある疑問をなげかけた。
謙信「・・・お前のいた時代のかくれんぼは、
どのようなものなのだ?」
葵「え?子供が何人か集まって、
隠れている子供を、
鬼の子が見つける子供の遊びですけど?」
葵は何を当たり前のことを聞いているのだと、
驚いた顔で謙信にそう返した。
謙信「なるほど・・・どうりで話がかみ合わんわけだ」
謙信はため息をついた。