第1章 路地裏イチャイチャ in 石田三成
三成「信長様のことはともかく、
あなたに越後の人間を、
やめてほしいのは本気ですよ?
あなたの立場が立場ですから」
忍「それは私の出生を気にして?
それとも出会いを気にして?」
三成「・・・どちらもですよ。
上杉、武田の間に生まれた忍び・・・
でしたっけ?」
忍「それももはや懐かしいかな。
将二人が同盟組んでいるから、
今や上杉、武田の人間が恋仲になろうと、
誰も文句は言わないよ」
三成「でも、同盟前の子であるあなたは・・・」
忍「・・・三成はさ、
私と別れたいの?」
三成「いえ、あなたを私の伴侶に迎えたいんです」
三成の言葉に忍はじろりと、
三成をにらみつける。
三成はその視線を、
気にすることなくさらりと言い放った。