第4章 路地裏アンアンin伊達政宗
だが政宗の普段の歩く速さには到底及ばない。
忍「でも・・・」
政宗「いいからお前はゆっくり気にせず歩け、
慌ててこけたらどうすんだ」
忍「う・・・そ・・・そんなことないもん!」
政宗「どうだかな。
それにゆっくりの方が俺も都合がいい」
忍「どんな?」
政宗「お前を長く堪能できる」
忍「ば・・・何言ってんの!!」
政宗の言葉に忍は顔を赤らめる。
政宗「本気だぜ?お前のかわいい顔も、声も・・・
終わりがくれば明日を待たなきゃいけねえ。
学園生活が終われば、
その明日はこないかもしれねえ。
でもゆっくり歩けばその分、
俺はお前をこうして独占できる」
政宗は忍の顎を持ち上げると、
そのまま唇に口づけを落とす。
唇を舌でつつきその口をこじ開けさせると、
政宗の舌と忍の舌は触れ合う。
政宗が唇を離すと二人の唾液は、
糸となって二人をつないでいた。
その糸は忍の唇とあごに垂れたが、
政宗はぺろりと舌でその糸をかすめ取った。