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大空と大海の錬金術師

第9章 第五研究所


バ「でへへへへ。お前とその兄貴って本当に兄弟なのか?」

ア「そりゃ性格は違うけどさ」

バ「あんにゃにゃにゃそうゆんじゃなくて、お前、その兄貴とやらに作られた鎧人形なんじゃねえのか?」

ア「え?」

「な、こ、この鎧ジジィなにを…」

バ「もとの人間なんて本当にいるのかよ」

ア「いるに決まってるだろ!?僕は間違いなく、アルフォンス・エルリックという人間だ!!」

バ「でへへへへどうしてそう思えるんだ」

ア「だって生まれてからの記憶はちゃんとあるもの!!」

バ「それも作りもんだったらどうすんだよ?」

ア「…!!ウィンリィや…ばっちゃんだって…」

バ「そりゃあれだ、グルだな」

ア「!!!!」

「アル!!たぶらかされちゃダメだよ!!」

バ「なあそうなんだよ。お前なんて最初からいなかったのさ」

ア「じ、じゃああんたはどうなんだよ」

バ「簡単なことだ」

兵「動くな!!ここは立ち入り禁s」スパァン

ドサッ

あア「!!!!」

バ「ほらな、オレは生きた人間をぶった斬るのが大好きなんだ。殺しが好きで好きでたまんねーんだよ。我こそ故に我あり。オレがオレである証なんざそれだけで十分だ。グハハハハハハ」

斬られた人の血がどんどん流れ出ている。

「な、なんて…ヤツなの…?」
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