第5章 錬金術師の苦悩

エドワードside

………………。

｢きゃはははっきゃははは｣

…？

なんだ？ニーナの笑い声が…。

見に行ってみると、

ア｢高いぞ～高いぞ～!!｣

…………

エ｢おい、アル!!何やってんだよ!!｣

ア｢ニーナが遊んで欲しそうだったから…｣

｢何かあったの？｣

セレンも来た。

エ｢お前ぇ、何しにここへ…｣

サッ

ゥワオオォォォン

エ｢ぅああああ!!｣

｢きゃあああああ!!｣

ドシーン

セレンはまた間一髪よけたが、俺はまた下敷きになった。

ニ｢アレキサンダーも遊んで欲しいって!!｣

…………ふっ

エ｢良い度胸だ。獅子はウサギを狩るのにも全力を尽くすという………。このエドワード・エルリックが!!全身全霊で相手してくれるわ!!犬畜生めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!｣

ア｢…………汗)｣

｢え、エドワード君…｣

ニ｢あははあははは｣



～夕方～

ハ｢よう～大将～。迎えに来たぞ～…って何やってんだ？｣

犬の下敷きになっている俺を見て、ハボック少尉は呆れて言った。

エ｢いや…資料探しの、息抜きというか……｣

｢……あ…あはは…｣

タ｢いい資料は見つかったかい？｣

全｢…う…………｣

タ｢ふふふふふっ。また、明日おいで｣

ニ｢お兄ちゃん達とお姉ちゃん、また来てくれるの!?｣

｢ええ、また明日来るよ｣

ア｢また明日遊ぼうね。ニーナ｣

ニ｢うん!!｣



そして俺達は退散した。