【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第1章 ~乱世から現代へ~
所々で、意味のわからない言葉を続けるに政宗がふいに手を伸ばす。
「え?わ………っっ?!」
突然政宗の手で顎を捉えられ顔を近付けてきた政宗には目をぱちぱちさせたあと、すぐに頬を染めた。
政宗「なんだか良くわからねぇが…、俺だったらそんなに楽しそうにはしゃぐお前をとっ捕まえて噛みつく狼男ってところか?照月みたいに、虎ってのも有りかもな」
「なっっ…!?」
秀吉「こら、政宗。信長様の前で無礼にも程があるぞ。も少しは危機感を持て」
溜め息をつきながらも素早い動きでから政宗を引き離す。
政宗「あーあ、もう少しだったってのに」
残念そうに言いながらも青い瞳はギラギラと獲物を狙う獣の様だった。
政宗「続きは世話焼きな兄のいないところで…な?」
ニヤリと艶めかしくも不敵な笑みでに囁くと、更にの顔は真っ赤になっていく。
「もうっ政宗!冗談にしてはキツいよっ!」
赤く染まる頬で少し怒り気味に政宗を睨み付ける。
謙信「独眼竜…次にそのような不愉快な光景を俺に見せた時にはお前を斬る」
政宗「はっ!面白え、やってやろーじゃねぇか」
佐助「はい、そこまでー。謙信様も、政宗さんもアウトでーす」
佐助は、謙信と政宗の間に手を伸ばし牽制する。
家康「…一応聞いとくけど、その日に皆でそういう格好をしたところで何が愉しいの…?」
半分呆れたように家康が聞くと、は少し考えて声を弾ませて答える。
「うーんとね、とりあえず仮装することが楽しいの!だって、普段そんな格好で歩かないし!危険なことも全然ないし、『トリック オア トリート』っていえば甘味をもらえるんだよ?!すごくない?!」
武将たち「はっ………??」
家康「それのどこがすごくて愉しいのか全く分からないんだけど」
家康は良くわからない答えを出したに完全に呆れたような目を向ける。