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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第3章 お風呂合戦


「すみません、通りますね」

が武将達の前を静かに通る度に、シャンプーの甘い香りが立ち込め、それぞれがその香りを閉じ込めたいと心の中で強く思うのだった。

光秀「お前の身に纏っている甘い香りは媚薬の一種なのか?」

「ふふふっ、まさか!この時代では色々な香りがあるんですよ。それを言うなら、光秀さんも、皆さんも石鹸のいい香りですよ」

秀吉「元の世では、そんな危険な香りをつけて歩くんじゃないぞ」

佐助「乱世でも嗅いでいたいと思ったけど、乱世でシャンプーボトルが残ってるとなるとまずいな」

幸村「しれっと、んなこと考えてたのか、佐助」

佐助「まあ…そうだな」

政宗「否定しないのか」

佐助「正解だったので。じゃあ、さっきの斬り合いの話だけど…」

「っ!うん!」



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「なるほど…それなら、怪我の心配もそこまでないね」

佐助「ああ。それに、本物の武将達の斬り合いをこの時代で披露するとなると歴史的にも大きく影響するだろうからワームホールが出現する可能性も高くなる」

家康「その前に一つだけ確認したいんだけど…『わーむほーる』が現れたとき、あんた達はどうするの?」

家康が静かに呟いた言葉は、どの武将たちも確認しておきたいことでもあった。

謙信「佐助。俺の元を離れることは許さん。お前がこの時代に残ると言うなら偽りの斬り合いなどせず、今ここでお前を斬る」

佐助「ここは斬り合いではなく、せめて修学旅行の鉄板である枕投げで勝負しましょう、謙信様」

「やっぱり修学旅行なんだ」

信長「、貴様も俺の元から手離すつもりはない。共に来い。貴様の命くらいは守ってやる」

信玄「何なら春日山城で夫婦として一緒に暮らそうか、」

信長「誰が貴様にやると言った。この女は俺の所有物だ」

信玄「…姫は物じゃない。お前の許可など貰わずとも時が来ればこの子を頂く」

家康「武田の手に渡すくらいならこの時代に残らせるのが懸命な判断かと……」

「はいっ!そこまでー!!私の意見も聞いてください!!」

刀が目の前にあったらすぐにでも斬り合いが始まりそうなほどピリピリとした空気を一掃する声が響く。
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