【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第3章 お風呂合戦
が部屋から着替えを持って浴室に向かおうとすると、
佐助「さん、一番最後になってしまってすまない。ここの人たちを覗きに行ったりさせないから安心して、ゆっくり入ってきて」
幸村「はっ?覗くわけねーだろ」
政宗「覗くぐらいなら正々堂々、一緒に入ってやるよ」
秀吉「政宗!、安心して湯に浸かってこい。俺が見張っといてやる」
「ふふっ、うん。よろしくお願いします!」
浴室に入っていったを皆が見送ると、信長が静かに言葉を発する。
信長「して、佐助」
佐助「はい」
信長「俺は元の世で大望を成す途中だ。このままこちらの世に居座るつもりはない。次にあの得たいの知れん『わーむほーる』が開くのはいつなのかわかるか」
謙信「この世は戦もないからな……俺としても長居をしていては退屈で死にそうだ。早々に乱世へ戻り、姫鶴を振るわねば気が収まらん」
佐助「そうですね…そもそも、こちらの時代に来たこと事態が想定外だったので計測してみなければ何とも言えません」
三成「…そういえば、佐助殿は乱世で我々が仲良くしているから佐助殿と様を戻すために現れたと仰っていましたね?」
光秀「ならば、こちらの世でもお前たちと仲良くすれば戻れるというのか?」
くっくっと愉しそうに春日山城勢を見据えると、
幸村「仲良くとか無理だ」
家康「こっちこそ、願い下げ。あんたたちと仲良くなんて、想像するだけで吐き気がする」
三成「家康様、具合でも悪いのですか?」
家康「………誰かさんのせいで悪化しそうだけど」
三成「家康様のお体を不調にするものなど許せませんね!」
政宗「んー…とりあえず、その辺にしとけ、三成。それ以上言うと噛みつかれるぞ」
信長「仲良くなどするつもりは毛頭ないが、今は乱世に戻るために早々に手を打つ必要はある。この時代で俺達が武将らしからぬことをして世を騒がせることが出来れば可能性はある」
佐助「確かに。では、ハロウィンに乗っかって何かしましょう」
秀吉「しかしだなー…何をすれば信長様の仰るように騒がせることが出来るんだ?」
秀吉の言葉に武将達は皆、うーん…と腕組みをして考え込む。