【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第3章 お風呂合戦
信玄「ようやく湯浴みに来たか、謙信」
謙信「……なんだ?お前たちの着ているその珍妙な着物は」
部屋から浴室へと向かう謙信は、揃ってパジャマを着て酒を酌み交わしている武将達を見据えると僅かに眉根を寄せる。
幸村「これが寝着代わりらしーですよ、謙信様。これ着ねーと佐助が何か知らねーけど、うるせーからな」
佐助「幸村も、よく似合ってる。学生時代の修学旅行を思い出す」
「あ!そう言われてみれば、本当だね!」
謙信「俺もあのような珍妙な寝着を着て寝ろというのか、佐助」
佐助「もちろんです。謙信様のパジャマ姿なんてレアですから」
謙信「れあ…?」
佐助「すごく貴重と言うことです、謙信様。それに、みんなでパジャマパーティーが出来ればさんも喜ぶ」
幸村「お前、さっきから訳わかんねー言葉使いすぎだろ」
謙信「…よくわからんが、本当か、」
「はいっ!もちろんです」
謙信「そうか」
の嬉しそうな顔を見た謙信は満足そうな笑みを浮かべ、浴室へと向かっていく。
佐助「ありがとう、さん」
佐助はとすれ違い様に耳打ちすると謙信の後を追って浴室へと向かう。
政宗「、話しは終わったかー」
「あっ、うん!」
政宗に呼ばれたは武将達がいるソファーの方へと足早に向かっていく。
(うわ…っ!すごい光景)
皆の元へ向かったはいつもとは全く違う雰囲気にその足を止めてしまうのだった。
信長「俺を待たせておいて何を呆けている。こちらへ来て酌をしろ」
「あ、はい!今行きます」
信長の横に座り酌をしていると、家康が怪訝そうな顔を向けてくる。
家康「…顔赤いけど、向こうで何かあった?」
「えっ?そうかな…ただパジャマを着てるだけなのにみんな色気があって驚いてただけ」
家康「…ふうん」
三成「……おかしいな…うーん…」
「?三成くん?どう………っ!本当にどうしたの?!」
なぜそうなったのか理解しがたいほど三成のパジャマのボタンはごちゃごちゃに掛けられていた。
はすぐに三成に近寄りボタンを掛け直そうと一つ目のボタンを外すと、秀吉が慌てたようにその手を止める。