【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第1章 ~乱世から現代へ~
「佐助くん!さっき私の体が浮くような感じがしたんだけど、それって関係あるのかな?お酒のせいとも思うんだけど」
佐助「いや、ワームホールが現れたんなら気のせいではないと思う。だけど…参ったな…」
三成「どうしたのですか?佐助殿」
佐助「いえ、ワームホールを確認したのは良いんですが、思わず自分の眼鏡を投げてしまって、このままだと何も見えないんですよね…」
三成「ああ、そういうことでしたら、私の眼鏡をお貸ししましょうか?」
三成は自分の眼鏡を懐から出すと、佐助に手渡す。
佐助「すみません、三成さん…あ、少しだけ見える気がする。皆さんがいる方向は…こっちか」
佐助は三成の眼鏡を掛けると少し目を細めて確認していた。
佐助「謙信様、そんなわけで、ちょっと元の世界に戻って眼鏡取ってきていいですか?」
謙信「駄目だ」
佐助「うーん、秒殺か…。でも、このままだと役に立つどころか邪魔しかしないと思います」
信玄「確かになー。それ作ってもらった店でお前の眼鏡も作ってもらったらどうなんだ?」
謙信「名案だ。そうしろ、佐助」
佐助「それができれば良いんですが俺の眼鏡はちょっと特殊なんです」
家康「どんだけめんどくさい眼鏡かけてるの…」
「佐助くん、ちょっと戻ってって言っても、いつまた現れるか分からないんじゃないの?」
幸村「の言う通りだ」
佐助「とりあえず皆さん、俺とさんから離れてください。このままだと、皆さんまでワームホールに巻き込まれてしまう………っっ!!」
「きゃあああっ!」
秀吉「どうした、!…っ、うわっ!」
信長「……何だ、これは」
幸村「ちょっ…!これ、すげーくらくらするっ…」
三成「わぁー!?」
光秀「ほう…なかなか面白い心地だな」
家康「何冷静に言ってるんですか。あー、気持ち悪い」
謙信「佐助、今すぐこれをどうにかしなければ斬る」
政宗「っと、あぶねえなー」
信玄「おいおい、謙信。こんな足場が悪いところで刀を振り回すなよー」
全員まるで水の中にいるように、ふわふわと辺りを漂う。
佐助「こうなった以上、皆さんでこのまま戦国ライフならぬ未来ライフを楽しみましょう」
武将たち「なにっ?!」
「ええーーっ!?」