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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第3章 お風呂合戦


武将達にお風呂に入ることを勧めただったが、武将達だけでシャワーが扱えるとは限らないと気付き、うーん、と困惑してしまう。

「ええっと……」

(確かにその通りだよね。何て答えればいいんだろ…)

家康「念のため聞くけど…あんた今、俺達に湯浴みの仕方をどうやって教えようって悩んでる?」

「っ!すごい、家康!」

家康「…やっぱり」

が驚いたような顔で家康に向き合うと、家康は呆れきった顔で溜め息をつく。

佐助「大丈夫です。俺が今から幸村と一緒に入ってシャワーの使い方や温度調節の仕方を教えるので、光秀さん達は入れ替わるときに聞いてくれれば問題ありません」

光秀「ほう…なるほどな。てっきり小娘がこの時代の湯浴みのやり方を教えてくれるのかと思ったが違うのか?」

「そ、それはちょっと…さすがに……」

ニヤリと意地悪な笑みで問う光秀に対し、は顔を染めて口をつぐんでしまうが、すかさず佐助が表情を変えることなく答える。

佐助「乱世に皆さんと戻るまで、明日からは近くの温泉に行くことにしましょう」

政宗「俺はお前と入るほうがいいんだが、お前は?」

「……っっ!」

信玄「独眼竜が姫と入るなら、俺も姫と入っても良いんじゃないのか?」

幸村「信玄様!バカなこと言ってねーで、俺の次に入ってくださいよ!」

信玄「わかった、わかった。全く、案外俺にとっての恋敵は幸だったりしてなー」

信玄は愉しそうに笑いながらカクテルを飲み進めていく。

佐助「あ、皆さん。一度部屋に戻ってパジャマを用意しといてください。さん、申し訳ないんだけど、手伝ってもらえるかな?」

「うん、もちろん!じゃあ皆さんのお部屋にお邪魔しますね。とりあえず、先に幸村のパジャマがいるよね」

幸村「あ?何なんだ。その、『ぱじゃま』って」

佐助「寝着のことだ。現代ではそう呼んでる」

幸村「へー。変な名前なんだなー。…まぁいーや。何か取ってくる」

「あ!私も一緒に行くよ、幸村。現代の服が何枚かあるから、わかりにくいだろうし」

幸村「おー、頼む」

幸村は用意されていた部屋へ行こうとすると、手伝うと言ってついてきたを振り返り笑顔を向ける。
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