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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第2章 武将たちとお買い物


政宗「佐助、俺にも茶をくれ。ちなみに、料理のときとかも『でんき』なのか?」

幸村「独眼竜、気安く佐助を使うんじゃねー」

幸村の不機嫌な声に政宗はふん、と鼻で笑い、不敵な笑みを向ける。

「全部の家庭がそうじゃないけど、火を使わずに電気の熱で食材を焼いたり、温めたりをすることも出来るの。佐助くん、みんなのお茶は私が淹れるから佐助くん座って?」

佐助「ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうよ。秀吉さんもあちらに座りましょう」

秀吉「ん?ああ、俺はを手伝ったら行く。『ぽっと』の使い方もわかったからな」

佐助「そうですか…では、家康さん。隣、失礼します」

家康「…何で俺の隣に座るわけ?窮屈なんだけど。…じゃ、医術にもその『でんき』っていうのが使われてるわけ?」

佐助「医術はもちろん、記録の手段もノートパソコンといって、電気の力で機械を動かして文字を打ち込んだりしています」

謙信「そのように『でんき』というものに頼りすぎていては身も心も腑抜けた奴らばかりなのだろうな。そのようなものに頼らずに生きていけるよう、佐助にして来たようにこの俺自らが鍛練をつけるのも悪くない」

佐助「この時代の人達は謙信様の圧力だけで腰抜かします」

謙信「そうなのか?全く、つまらん…早く元の時代へ戻らなければ退屈で死にそうだ」

信玄「相変わらずだなー謙信。まだこの時代に来たばかりだと言うのに」

信玄は困った顔で肩を竦め苦笑する。

信長「退屈かどうかはさておき、俺も志半ばで終わるつもりはない。貴様らの言う『はろうぃん』を堪能した後は戻るための策を考えねばならんだろうな」

佐助「そうですね。俺も考えてみます」

政宗「ま、それまでは俺はこの状況を愉しむつもりだ」

「ふふふ、政宗らしいね。ハロウィンの飾りつけは明日にして、今日はお風呂…えっと、湯浴みをして休みましょう。さっき、お湯を張ったのでもう入れますよ」

幸村「そーだなー。…っ、今夜は久々にゆっくり寝れそうだ」

佐助「確かに…乱世に戻ったら、ゆっくり休む暇は無いかも知れない」

の言葉に幸村が思い切り背伸びをして立ち上がる。

光秀「ところで…今までの話からすると、湯浴みをするのも『でんき』なのではないのか?まさか、俺達だけで入らせるつもりなのか、」

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