【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第2章 武将たちとお買い物
「ええっと、辛いものだよね?これとか家康が好きそうだと思って買っておいたよ。…はいっ」
家康「……ふうん。唐辛子が付いてるお菓子と黒胡椒の付いてるお菓子か。俺が好きかは分からないけど、これ食べてあげる」
仕方なく、というように言いながら嬉しそうにお菓子の袋を持ってソファーへ戻っていく。
(わざわざ取りに来てもらうのも悪いから、先におつまみとお酒を全部みんなのところに持っていったほうが良さそうな気がする…)
は酒類とつまみの入った袋を手に持ち立ち上がると、すっと大きな手のひらが伸びてくる。
(ん……?)
幸村「貸せ。そっちまで持っていってやる」
「あ、ありがとう、幸村。でもこのくらいそっちまで持っていけるし、お酒飲んでていいよ?」
幸村「俺もあいつらみてーに酒を取りに来たついでだから遠慮すんな」
「ふふ、じゃあお願いします」
幸村「おー」
が袋を差し出すと、満足そうな笑みを浮かべ、その袋を受け取った幸村と一緒にソファーのほうへ歩いていく。
信玄「お前も大人になったなー、幸」
幸村「…っ何のことかわかんねーです」
信玄の言葉に、目元を染めたまま、から受け取った袋を中央の机に置いていく。
光秀「くく…安土一の世話焼きの秀吉が知ったら取り乱すだろうな」
信長「確かに」
光秀の言葉に、信長も愉しそうに口端を上げ、酒を煽る。
「あれ?そういえば秀吉さんは?」
光秀「周辺に怪しいものがないか見てくるといって着いた早々、出ていったぞ」
佐助「安土の秀吉さんと春日山城の幸村で世話焼き比べしたら良い勝負になりそうだ。さん、あとの片付けは俺がやっとくから、君は少しここで休んでて」
佐助はソファーから立ち上がり、座るように促す。
「ありがとう佐助くん。冷蔵庫に入れなきゃいけないようなものは全部入れたと思うんだけど…」
佐助「わかった」
は佐助の座っていた場所に腰をかけ、入れ違い様に申し訳なさそうに告げる。
信玄「まるで佐助とが恋仲のような会話だなー。聞いていて妬けてしまう」
「そっ、そうでしょうか…?」
三成「お二人はこちらの時代でもそのように仲がよろしかったのですか?」