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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第2章 武将たちとお買い物


謙信「ほう、この酒はなかなか美味だな」

「本当ですか?謙信様!お口に合って良かったです。信長様のお口にも合ってますか?」

信長「ああ。悪くない」

ハロウィンの買い物を終えた達は、佐助の知り合いである助教授に借りたシェアハウスへと帰り、先程の店で日本酒や焼酎など色々な種類を少しずつ選んだ酒を皆それぞれ嗜んでいた。

信玄「この、『かくてる』という酒も甘くて俺好みだ。ありがとう、。君が選んでくれたと言うこともあって美味しさも格別だ」

「…そんな風に褒めていただけると恥ずかしいですが、信玄様のお口に合うお酒があって良かったです」

買い物の中身を仕分けながら、わずかに頬を染めながら信玄にお礼を言うと、政宗がおもむろにの足元に置いてある買い物袋の前に腰を落とし、袋を広げて中身を覗いていく。

政宗「おい、酒以外に何か珍しいものは無いのか?」

「ふふ、ちゃんとあるよ。政宗はお酒飲めないの知ってるから」

政宗「んー…どれだ…?酒が多すぎてわからねぇ」

まるで子供のように興味深そうにガサガサと袋を開けていく姿を見て、はクスクスと笑いながら同じように腰を落とす。

「もう、そんなに袋を開けていったら中身がごちゃごちゃになっちゃうよ。えっとね………あ、これなんかどうかな?……っ!」

政宗が喜びそうな飲み物を手に取り、顔を上げると、目の前に政宗の顔が見えたと理解したのと同時に、唇に柔らかい感触が一瞬触れる。

政宗「お前が俺のために選んでくれた飲み物の礼だ。有り難く受け取っておけ。じゃ、これ貰ってくぞ」

ニヤリと口端を上げ、真っ赤に染まったまま身動きしないの顔を覗き込むと、すっと立ち上がり武将達がいるソファーのほうへ歩いていく。

家康「ねえ、。何か、辛いもの食べたいんだけど、ある?………って、何やってるの」

「えっ!あ!家康、何なに?!」

家康「……何だか知らないけど、動揺しすぎ。辛いもの、何かある?って聞いた」

政宗からの不意打ちのキスに動揺したまま家康の突然の声かけに上ずった声で返事をすると、呆れたような眼差しで家康も同じように腰を落とし、人差し指で袋を広げ、中を吟味していく。
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