【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第2章 武将たちとお買い物
家康「あぁもう…うっとうしい……」
三成「家康様、ここは私にお任せください!必ずや家康様のお力になってみせます」
家康「…何をするつもりか知らないけど、巻き込まないでくれればいいから」
三成「はい、承知いたしました。皆様、すみませんが家康様はお疲れなので、あまり無理をさせないであげて頂きますか?」
女「はーい!気を付けまーす!」
家康「……バカじゃないの。巻き込むなって意味わかる?」
女「あ、あなたは青い瞳なんだ!すごく綺麗!!」
政宗「ん?ああ、ありがとな。だが、生憎 俺が褒められて喜ぶのはっていう女からだけなんだ。悪いな」
女「…?」
政宗の青い瞳を覗き込もうとしていた女の一人が少し不機嫌な顔でその名を呼ぶと、
「あれ?秀吉さん。何か、みんなすごい囲まれちゃってるけど…何かあったのかな?」
秀吉「何事だ、いったい」
荷物を持った秀吉と、その隣に並ぶは呆然と立ち尽くしていた。
光秀「お前達の帰りが遅いから小娘以上に頭の中が小さな女共に絡まれていただけだ」
「絡まれていたって…」
(確かに信玄様と三成くん以外、みんなあからさまに機嫌が悪そう…)
秀吉「光秀。お前まさか、信長様が困っているのを黙って見ていたのか?!」
光秀「黙って見ていたとは聞き捨てならないな。信長様と謙信殿にはあの忍びが付いていたから任せていただけだ」
眉根を寄せる秀吉に対し、光秀は全く悪びれた様子など見せずに肩を竦めると、口端を上げたまま飄々と答える。
秀吉「全く、お前には忠義心というものがないのか、光秀」
幸村「あーっ!やっと戻ってきたか」
家康「遅すぎ…」
「あ、ごめんね、幸村、家康。ええっと…この人達とは、知り合いになったの?」
信長「阿保か貴様。こやつらが馴れ馴れしくこの俺に話しかけてきただけだ」
幸村の一声で武将達はの周りに集まってくる。
「馴れ馴れしくって…そもそも、どうして、こんな外でコーヒーを飲んでいたんですか?」
佐助「お帰り、さん。店の中だと熱い視線が刺さりすぎて、謙信様が暴れだしそうになったからここで待つことにしたんだけど、信長様達はこの人達に逆ナンされてたんだ。
やっぱり現役の戦国武将達はオーラが違うんだろうな」