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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第2章 武将たちとお買い物


謙信「遅い…いつまでこの俺を待たせるつもりだ」

佐助「謙信様、どうどう。コーヒーはゆったりとした気持ちで飲むのが鉄則です。少し涼しくなった秋風とホットコーヒーという組み合わせも悪くないと思いませんか?」

秀吉とが戻ってくるのを近くのカフェで待っていたが、周りからの熱い視線にほとんどの武将達が苛立ち始めたため、佐助は店に頼んでテイクアウト用のカップに注ぎ直してもらい、花壇のレンガに凭れるようにしてコーヒーを飲んでいた。

信玄「このコーヒーとか言う飲み物、なかなか甘くてうまいなー」

幸村「あんたは砂糖入れすぎだからだろ」

政宗「この茶は何でこんなに苦いんだ?」

家康「お茶じゃなくて、『こーひー』って言ってましたよね。薬に使えたりするかな…」

三成「先程の薄い書物にあった鮮やかな絵では、様々な色をしていましたし、興味をひかれますね」

???「あの…もし良かったらこの後、ご一緒しませんか?」

わいわいと話しながらコーヒーを飲んでいる武将達に、ずっと視線を送り続けていた女のグループが遠慮がちに声を掛けてくる。

信長「……何だ、貴様らは」

謙信「見たところ、遊女ではなさそうだが、先程の事といい、この時代の女は皆、馴れ馴れしいのか、佐助」

静かにコーヒーを飲んでいた信長と、待たされていることで苛立っている謙信がきゅっと眉間に皺を寄せ、女達を見据える。

女「…っっ!ヤバい!睨み付ける顔もカッコよすぎる!」

女「目の色が違うんだー!カラコンかなぁ!?」

信長と謙信の不機嫌さを他所に、どうにかして一緒に遊びたいと引かない女達を見て、佐助は感心したように目を見開く。

佐助「すごい…逆ナンというか、この人数だと合コンとかコンパ並みだな」

信玄「信長も謙信も、せっかく勇気を出して女子達が誘ってるんだ。その勇気は男として汲んでやらなきゃ駄目だろう。君たち、悪かったな」

信玄の砂糖のように甘い声と言葉に、女達は最高潮に興奮した様子で信玄を取り囲むと信玄は優しく言葉をかけていく。

女「あの!その目の色ってカラコンか何かですか?!」

信長「は……?」

佐助「あ、カラーコンタクトレンズの略です。現代では自分の目に色のついたレンズを入れて瞳の色を変えたりするお洒落のひとつです」

女の質問に鬱陶しそうな表情を浮かべると、佐助は説明をしていく。
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